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ナガ族伝世のとんぼ玉

ナガ族伝世のとんぼ玉・アンティークビーズ
 「首刈り族」として知られるインド・ビルマ辺境地帯に住む山岳民族ナガ族は、その恐ろしい風習と険しい地形ゆえにイギリスほか列強゜の干渉を逃れ、また、生まれながらの戦士としての誇り高さゆえに、インド・ビルマ両国の支配をも許さず、実に20世紀初頭まで、孤立した環境の中で独自の文化・風俗を守ってきました。
 インドーモンゴロイドの風貌を持ちながら、その独特の風俗は、ネイティブアメリカンに似て、猛々しさを感じさせるものが多くみられます。
 ナガ族には富と権力の象徴としてたくさんのビーズ類を好んで身に付ける習慣がありました。
これらのすべては交易で外から持ち込まれたものであり、ナガ族による製作のものはありません。カーネリアン・真鍮製品は主にインドから、山の民にとって貴重な貝のビーズはベンガル湾から運ばれたものであり、ガラスビーズは、インドまたは中国、ヨーロッパから持ち込まれたものです。
 ナガ族の好んだとんぼ玉・ビーズは、独特のセンスが感じられおもしろみがあります。
 パンダモでは、産地にこだわらずナガ族の伝世(親から子へと伝えられた)のとんぼ玉・アンティークビーズを集めてご紹介いたします。【雅】

ナガ族族長のスケッチ・・・Julian Jacobs著 "The Nagas"より。
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